なぜ若者は会社を辞めるのか?〜大企業で発生した『離職率66%』の真実〜

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どうもユウイチ(@yuichiho)です!

 

私は、一年半前まで、上場企業のメーカーのマーケティング部門にて7年ほど働いていました。

 

売上規模1兆円近い老舗メーカー。

 

「働きやすい会社ランキング」トップ10にもランクインする「ホワイト企業」と呼ばれる大企業。

 

そんな会社に入社したのが2010年4月。

 

いわゆる【就職氷河期】と呼ばれた世代。

年齢でいうと現在30〜33歳あたりの人達です。

リーマンショックが起きたのが2008年9月で、その三ヶ月後に就職活動をスタートさせました。

リーマンショック以降日本の企業の業績は下落し、多くの企業が「大幅な採用数減もしくは採用しない」という方針でした。

 

御多分に洩れず、私が入社した会社もそれまでは事務系30人程採用をしていましたが、大幅な採用人数減となり、私の事務系同期入社はたったの6人(私含む)。

 

円高の影響をもろにくらい、アベノミクスが起きるまで業績は著しくありませんでしたが、ホワイト企業と呼ばれるだけあって、そんな状況下にあってもお給料はそれなりに頂けるし、福利厚生はある程度しっかりしていて、働く人達の雰囲気も良い。

離職率も低く、残業代もしっかりつく。

金曜日はカジュアルフライデー、月曜〜木曜もノーネクタイ。

夏に限っては、ポロシャツの出勤可。

などなど、ザ・大手企業の待遇でした。

 

 

先日、その会社の同期 Aと一年ぶりに話をしました。

その同期は現在MBAを取得するために、会社を休職して、現在アメリカにいるのですが、そんな彼が

 

「休職していたけど、会社を辞めて、正式に転職することが決まった。」

 

と話をしてくれました。

 

 

そして、

 

「同期Bも会社を辞めて海外に行ったよ」

 

と聞きました。

 

先ほど書いた通り、

我々事務系同期は私含めて6人です。

 

私が退職したのが2017年ですが、

実は私が退職する少し前に同期Cが辞めています。

 

同期 AもBもCもそして私もここ 2年の間に辞めました。

 

 

6人中4人辞めるという衝撃的な離職率。

 

 

離職率 66%!!汗

 

 

しかもここ2年の間に。

 

プリズンブレイク(集団脱獄事件)ですよね、もはやw

 

 

断わっておきますが、

もともと離職率はめちゃめちゃめちゃめちゃ低い会社なんです。

でないとホワイト企業のランキングには上がってきません。

 

未曾有の就職氷河期を乗り越えて入社した世代が続々と辞めて行く事態に人事部は頭を抱えているそうです。

 

 

 

なぜこんな現象が起きたのか。

 

そこには、現代特有の価値観が大きく関係してきます。
資本主義経済のど真ん中を走って来た現代において、物よりも体験、所有よりもシェアに価値を置く傾向にある人が増えています。
モノに溢れた豊かな社会で育ってきた為、年収を上げて車買って家買って、という昔の価値観には共鳴せず、社会的に意義のあることや生きる意味を問う傾向にあります。

実際私の周りの同世代や下の世代には、単純に働いて、お金を稼ぐだけでは満足できない人が多く、本当に人生をかけてやりたいことが何かを求めています。

人生をかけてやりたいこと、チャレンジしたいことを求める世代です。 

 

それを踏まえた上で、 

今回の同期大量脱獄事件の犯人達を簡単に紹介しますw

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まず私。

退職理由は、ひとことで言うと、海外で挑戦したかったから。

詳細は以下の記事にまとめてあります。

【仕事を辞めようか悩むあなたへ】7年勤めた大企業を退職した理由 第一章

無事世界一周を終え、カナダに住んで、やりたいことをやって、今は日本でパラレルワーカーとして働いております。

 

 

次に同期 A。

「MBAで学んだことを活かして、もっと大きな市場で挑戦したい」ことが転職の理由です。

めちゃめちゃ仕事ができた秀才の彼が世間で有名なコンサルタント、マーケッターになるのはそう遠くない未来だと確信しています。

 

 

次に同期 B。

Bはずっと海外に想いを馳せていました。

アメリカ生活をしていたこともあり同期で一番英語が堪能で、海外への想いがあるものの、飛び出していいものかずっと悩んでいました。

そんなBが入社8年目にして決断をして、タイ・バンコクでバリバリ働いています。

 

 

最後に同期 C。

Cは同期の中でも芸術肌で何かを作って表現することが得意でした。

書くことが最も好きでしたね。

そんなCは現在編集・ライティングの仕事をしているそうです。

 

 

 

この4人に共通する点は、

 ・「安定」ではなく、「やりがい」「やりたいこと」「成長」を優先した

 ・昔から興味があったこと、好きだったことに取り組んだ

 ことです。

 

 

もう正直に生きないと生きていけない時代に突入したのかもしれませんね。

 

バックパッカーをして思ったことが、人間は大抵死なないということ。

先進国トップクラスの豊かさを誇る日本において飢え死にすることは可能性は低い。

日本には、人に奢られて生きるプロ奢ラレヤーという人もいるし、寝ている姿をただ流し続けるYoutuberもいるぐらい。

仕事も選ばなければたくさんある。

生きていける。

じゃあやりたいように生きようぜ、ってのが私の価値観です。

 

人それぞれ価値観があるので私の価値観は鵜呑みにしないでくださいね。

 別に退職することが良いと言っているわけではありません。

退職主義者ではありません。

 

ただ、「なんか違う」とか日々悶々としているところがあるのであれば、もっと自分を大切にして、自分と向き合ってあげてほしいです。

 

そして、興味を持ったことにすぐ飛び込んでみてほしい。

 

会社を辞めて飛び込めという意味ではないです。

ドモホルンリンクル的にお試しでやってみたら?

話だけでも聞いてみたら?ってことです。 

 

うまくやろうとなんてしなくて良い。

ベイビーステップでいいですよ。

 

ほなまた。

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