インドネシアの高校にて日本語教師になって来た。

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どうもユウイチ(@yuichiho)です!

今回は、世界一周中にインドネシアの高校を訪問した時の出来事を写真と共にレポートします!!

この経験がカナダで日本語教師になったことに大きく繋がっています。

現地の生徒や先生との触れ合いを通して、インドネシア人の国民性に触れることができたので、授業の風景も踏まえて紹介します!

なぜインドネシアの高校に?

私が名古屋に住んでいた頃に出会った方から

「私の娘がインドネシアで国際交流基金の日本語パートナーズに参加して、現地で日本語や日本文化を教えてるんだよね~」

というメッセージを頂きました。

「日本語パートナーズ」について本当にちょうど話を聞いてみたいと思っていたところだったので、「ぜひ娘さんご紹介ください!!」とお願いをして、とんとん拍子で活動されている高校を訪問することになりました。

日本語パートナーズとは?

日本語パートナーズとは、東南アジア地域の学校に日本人を派遣して、日本語や日本文化を伝えるという国際交流基金のプログラムです▼

日本語パートナーズ | 国際交流基金アジアセンター

参加される方の年齢は幅広く20歳~69歳まで。

今回、アテンドしてくれた遥先生は大学生でしたが、自分の父親と同世代のお方にも現地でお会いしました。

いざ学校へ!!

ジャカルタから電車を乗り継ぎ、1.5時間かけて、ブカシという街に到着。

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駅まで遥先生が迎えに来てくれました。

こちらが遥先生。 

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 私のためにインドネシア民族衣装のバティックを用意してくれたり、「ゆういち先生」と書いたバッジを用意してくれたり、プリント用意してくれたりと至れり尽くせり。

そんな彼女と学校に到着。

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生徒たちが「はるかせんせーい」といっぱい話しかけてくる。

人気者やな~。

そして、向かったのは職員室。

ここでも先生達が遥先生に寄ってたかって笑顔で話しかける。

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驚くほどフレンドリー。

 

私は、とりあえず覚えたてのインドネシア語で、

「名前は勇一です」

「ありがとうございます」

「お綺麗ですね」

と言いながら握手を繰り返す。

若い日本人男子が珍しいのでしょう、おばお姉さま達のハートはしっかり鷲掴みできましたw

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急遽撮影会がスタート?

遥先生と共に日本語を教えるインドネシア人のSofy先生から

「今ちょうど卒業アルバムの写真を撮影していて、今日は教師の撮影日なの。勇一先生も参加しましょう」

「へっ?俺も?今この学校に来たところですけど?」

「いいよ、いいよ、では行きましょう」

 

結果、学校に到着して、10分ほどで、卒アルの撮影開始。

 

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こんなことあります?

知らない外国人のおっさんが卒アルに載ってるの見たことあります?

私はありません。笑

日本ではありえないことが海外では次々と起こるので旅はおもしろくて仕方がない。

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授業に参加して感じたインドネシア人の国民性

日本語で自己紹介や旅の話をしながら生徒からの質問を受け付けて、遥先生やSofy先生がインドネシア語に通訳してくれたのですが、インドネシア人の国民性に驚嘆。

「生まれたところはどこですか?」

と片言の日本語で頑張って質問してくれたので、

「大阪です」

と答えると、

「オー!!!」

と笑顔で拍手喝采。

何を答えても毎回大盛り上がり&大うけ。

これがジャニーズの気持ちか!!

超気持ちいい。

ジャカルタ駐在中の友人から

「インドネシア人は常にその場を明るくしようと皆がしてくれるからスベることはまず無い。」

と聞いていましたがまさにその通り。

人に優しい笑顔が絶えない国民性とは聞いていたが、ここまで誰でもウェルカム体制が整っているとは衝撃でした。

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ちなみにPPAPをちょっとだけやったらウケました。

 

そして、インドネシアの高校生は反抗したり、すれてる子が一人もいない。

遅刻してきたリ、外で遊んでばっかりの生徒はいましたが笑。

そんな子たちも先生のことを尊敬していて、仲良しでした。

仲良しと言っても日本みたいにタメ口で話す関係性ではありません。

ふてくされたり、マンガ読んたり、居眠りしてる生徒は一人もおらず、本当に全員参加型。

勉強熱心な私立校なのかなと思いましたが、そうではない。

 

こんな素晴らしい生徒達は、私を「ユウイチ先生~!!」とか「先生~!!」って呼んでくれるんです。

昼休みに「先生~サッカーしよう~」「バスケしよ~」と男子生徒達に誘われて、いい気になって参戦した結果、けちょんけちょんにされて、汗ダラダラになるアラサー男子。

そういう趣味はありませんが、女子高生に「先生~!!」と黄色い声で呼ばれるとめちゃくちゃ嬉しいです。

そういう趣味はありません。

大事なので二回言いました。はい。

 

授業では書道もやりました。

新聞紙が下書き用紙で、筆と硯は各班にひとつ。

清書はちゃんと半紙を使います。

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待っている間はスマホで好きな漢字を探して、自分の番が回ってきたら、スマホを左手に持ちながら右手で書くというニュースタイル。笑

漢字難しいよな~スマホは机の上に置いて、左手で新聞紙を押さえてな~と教えました。

授業中なのに「先生写真撮ろう!」「インスタやってる?」「FBやってる?」とか聞いてくる自由奔放ぶりも持ち合わせている生徒達。

授業後の申請ラッシュ、メッセージラッシュへの返信は若干大変でしたが、嬉しい悲鳴でございました。

生徒からもらったラブレター?

職員室には生徒が自由に出入りして、よく先生と話す光景が見られたのですが、ある生徒が我々の座る席に来て、同じようにわいわいと話をしていました。

私は男子生徒とのガチサッカーのために一旦その場を離れ、30分後に職員室に戻るとこんなものが。

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感動しましたよ、本当に。

「大好きだよ」とか大塚愛しか言わへん言葉をネシアの高校生が使えるなんて。

日本語もうまいし。

折り紙も上手で、私こんなうまいの折れません。

 

裏を見ると私の似顔絵が書いてありました。

 

それがこちら。

 

 

 

 

 

 

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そっくり。

 

 

彼女の眼に私はこう映っていたんですね。

爽やか~「君の名は。」の瀧君みたい。

確かにね、旅に出て日本にいたころより生き生きしてるし、短髪になったし、昼休み生徒達とサッカーして汗流してたし、こう見えても不思議ではないですよね。

え~反対意見は一切受け付けません。

髭ないやん!という指摘も受け付けません。

 

二日間しかこの学校には滞在できませんでしたが、最高に楽しいひと時を過ごすことができました。

生徒から元気をもらいました。

こんな私を最後まで面倒見てくれてお世話してくれた遥先生、受け入れてくれた学校、出会った生徒達に感謝します。

 

東南アジアの国を周ると親日の方が多いことはひしひしと実感していましたが、この日本語パートナーズの活動を通して、ますます日本のことを知って、好きになってもらいたいです。

 

ほなまた!!

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